激しい人見知りっ子だったイモコさんの場合

イモコさんは新生児時代、目が見えてるのか見えてないのかっていう頃から、人の顔をじーっとすごく見る子でした。
まず、男性はダメ。
知らない人には絶対に笑わない。
話かけてくるおばさまにも絶対に笑わない。
パパ以外の男性は大泣き。
女性は知ってる人かどうかひたすらじーっと顔を見て観察してる感じ。
ある程度大きくなるまで、しょっちゅうお邪魔していた近所に住む義理父も泣かれて泣かれて気の毒でした😅(義理母には泣かない)
おかげで、初節句や1歳の誕生日、写真屋さんで撮ってもらった写真に一切笑顔はありません😅
対してアニキくんは誰に対してもニコニコ。
病院の待合室で後ろに座っていたおばさまにも愛想を振りまく。
まったく対照的なふたりでした。
幼稚園から小学校へ
成長するにつれ徐々に激しい人見知りは改善。
私の父、義理父に対して大泣きすることはなくなりました。
初めましての人にはちょっと緊張気味。
でもアニキくんがすぐ打ち解けるので、それを見て、イモコさんにとって「大丈夫な人」判定されれば笑顔を見せる感じ。
4歳になったばかりの頃、パパの友人一家といちご狩りへ出かけたとき、そこのパパに泣かずに抱っこされて私たち親がびっくり。
初見でしかも抱っこされて泣かない初めての男性でした。
幼稚園、小学校へと進むうち、お友達もたくさんできて人見知りは改善されていきました。
どんどん成長
お友達とはキャーキャー元気に楽しく遊ぶし家ではうるさいほど。
小さい頃のあれだけの人見知りを思うと、学校では特に目立ったこともせず『消極的なタイプで人前に出る事は得意ではない子』と勝手にずっと思っていました。。
小学校6年生のとき、「●●委員の委員長になったー」の報告にびっくり。
その後
中学の部活では部長も務め、3年の合唱祭では合唱祭委員会の委員長までやり、全校で歌う校歌の指揮者までやってたのけたイモコさん。
舞台に立って委員長挨拶とかカンペも見ず堂々と大したものでした。
「ハイ!ハイ!」と、自分で進んで立候補するわけではないんだけど、
「やりたい人がいればその人がやればいいし、決まらなくてくじ引きとかじゃんけんとか面倒くさいじゃん?時間も無駄だし。早く帰りたいし。だから「じゃぁやります」って言った。
委員長とか部長になってもみんな助けてくれるし別に大変じゃないんだよ」だそうだ。
すごい成長です。人の顔見て泣いていた幼い頃の性格を思うとびっくり仰天です。
小さい頃に私が想像していた2人の性格と、成長して見えた本当の性格
じーっと人を観察して、何を考えてるんだろう、結構神経質なのかなーっと思っていたイモコさんと、誰にでもニコニコのんきなアニキくん。
冷静にイモコちゃんがアニキくんを引っ張っていってくれる感じかと思っていたけど、激しい人見知りでアニキくんの陰でまわりを観察するタイプだったイモコさん。
結構重度などもり(吃音)もあって、とにかく幼児期のイモコちゃんは心配ばかりでした。
ところがどっこい蓋を開けてみたら、『ま、なんとかなるっしょ!』『ま、いっか』『とりあえずやってみよう!』と深く考えず突き進む度胸のある性格のイモコさんと、相変わらず愛想は良くコミュ力は高いけど、実はものすごく慎重派。悪く言えばチキン(笑)。
先を先を読んで石橋を叩いて渡る性格のアニキくんでした。
我が家の場合はこんな感じでした。
2人ともたくさんの素敵なお友達に恵まれ、いい環境で学生生活を過ごせて、いい方向へ伸びて行ってくれたのではないかと感じます。
中学の卒業式では「長い教員生活を送って来ましたが、1人も欠けることなく全員そろって送り出せたのは初めてです。すごいことです」と先生が言っていたほど、いじめもなく不登校な子もいない仲のいい学年でした。
一番難しい時期を楽しく過ごせてみんなに感謝です。
のびのび育ってくれたことに感謝です。