壮絶双子出産記録

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双子育児記録等
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予定帝王切開で双子を出産!麻酔の効きにくい体質(?)の壮絶双子出産記録です。

予定帝王切開

お腹の中ですくすくと育ってくれたおかげで双子にしては推定体重がでかい。
36週の時点で推定体重「約3100g」と「約2800g
でかい・・・。
予定帝王切開のため、先生に希望の日にちはあるか聞かれる。

せっかくなので大安の日を希望した。37週と2日。

「大きいからちょっと遅い気もするんだよね~」
の先生の言葉。

「破水だけは気をつけて」と言われたため、この週はトイレ洗顔以外はただただベッドの上でじっと過ごした。

個室へ引越し

管理入院中は6人の大部屋だったけど、出産時はみんな個室へと移動となる。
オペ3日前に希望の個室へ移動させてもらう。
優雅に特別室を選択♪部屋代は差額1日1万円。ここまで頑張ったんだもん。いいよね(*^^*)

さすが特別室。なかなか快適。食事の器がちょっと豪華。でもまだ中身は一緒。

オペ数日前に心電図やレントゲンなどの術前検査を実施。
レントゲンを取るときお腹の大きさを忘れて機械に胸をつけようとしたらボヨーンとお腹があたって跳ね飛ばされそうになった(笑)。

妊婦さんは要注意です!

いよいよオペ当日

いよいよオペ当日がやって来た。
予定開始時間は午後2時。

少し前に看護師さんがストレッチャーをもってぞろぞろやってくる。
ちょっとドキドキ☆
みんなに「でか腹、触り納め」と言ってすりすりお腹を触られた。

「術中は痛みはないよ」「1人が出た後、もう1人がお腹の中で暴れてるのがわかるよ!」
なんて、帝王切開で産んだ友人の話をいろいろ聞いていたからちょっと余裕の気分。
楽しみでいた。

思ってたんと違う

手術室の中は音楽が流れ、和やかな雰囲気。

背中から部分麻酔の注射をされる。「横向きに丸まってー」って言うけどムリムリ。苦しい。
その後、アルコールのしみこんだコットンで胸の方からお腹へ順に当てていき冷たい感覚があるか聞かれるがどうもずっと冷たいんだけど・・・。

しかしそのうち私の血圧がどんどん下がり80を切り、ピーピーと警報機が鳴る。

「行っちゃいますか」の先生の声。
「ちょっ!ちょっと待って~!」。

参った(T△T;)最初から痛い
シロッカー術の時も痛かったし、どうも麻酔が効きにくい体質らしい。

「大丈夫!効いてなかったら気絶するから!」

と先生(笑)
ま、そうかもしれないけど、しかし痛いのよ。

子供たちが出てくる前から痛さで泣く。
赤ちゃんが生まれて「あぁ~、初めまして・・感動~」っていうのを期待してたのに痛さで感動どころではない。

でも、しっかり生まれてたての2人の姿は確認したし、その時の2人の姿は20年経った今もしっかり覚えてる。

出産後の処置

2人が取り上げられた後、看護師さんが
「ここからちょっと痛いけど頑張って」と。
「え?もっと痛いの?」

掃除機のようなもので残った胎盤をゴーゴーと吸い出しているもよう。
この痛みはもう2度と経験したくない!痛いより苦しい!!吐きそー。

病院によっては取上げた後、眠らせてくれるところもあるみたい。
うちの病院はそれはなし。

胎盤もでかかったらしく

「入れ物が小さいからバケツ持ってきて~」

と先生が叫んでいた。最後お腹を縫われた後の消毒液がしみた。

シロッカーの抜テープはオペ終了後。これまた痛い。腹切られるほどじゃなかったけど。

手術後

手術当日は看護室の隣のベッドで過ごす。
痛み止めが切れると傷の痛みと後陣痛の痛みでかなりきつかった。

みぞおちのあたりを触ってみると、その部分の内臓がなくなってしまったかのようにあばら骨の下がべっこりと凹んでる。
胸の下あたりからものすごいお腹が出てたもんな。

夜10時ごろあまりの痛さでナースコールをするが「ごめんね、時間が空かないと次の痛み止めあげられないの。もう少し我慢して」と。

我慢してるうちに「私ってかわいそう」と思い泣けてきた。
横向きになろうとすると内臓が移動するような、何とも言えない感覚の痛さで仰向け状態から動けなかった。

歩かざるを得ず

翌日個室に戻り、夕方には付けられていた尿管もはずされてしまう
いやでもトイレに起きなくてはならない。
ダンナがいるときはダンナに手伝ってもらい、夜は看護師さんを呼んでトイレに行く。
とてもとてもとても1人じゃ起きられない!!

部屋に洗面・トイレが付いてたから特別室にして良かったとつくづく思った。

手術後3日間はベッドから起きるのも一騒動。
4日目にしてようやく自分で寝起きできるようになった。

ダンナは出産時期に合わせ、1週間ちょっと夏休みをとってくれていたため、出産1週間後からは毎日来てくれて面会時間いっぱいいっぱい居てくれた。
そこでミルクやり、オムツ代え方法を仕込んだ。

手術1週間後傷口のテープをはがしてもらえ(溶ける糸だったため抜糸はなし)その翌日からシャワーオッケー。

食事も1週間後から豪華料理に変わる。
生む前とは同じ食パンでも全然違う。分厚いしやわらかい。バターだってついてくる。
昼食は病院の食堂メニューをなんでも食べていい。
もちろん一番高価な定食を食べた。
天ぷらに刺身も付いてる。
飲み物はコーヒーフロートなんて頼んでみた。
大満足だった。

母子同室

なんとか自力で動けるようになった出産4日目から、沐浴のとき以外24時間母子同室。
双子の場合は1人ずつ順番に部屋にやってくる。

アニキくんは「血中カルシウム不足」でモニターにつながれ、点滴・薬でカルシウムを補う状態だったため、母子同室で一緒に過ごせたのはイモコちゃんのみ。
アニキくんは、面会で親や友達が来た時だけ部屋に連れて行くことを許してもらえた。

初めて一緒に過ごすイモコちゃん。

母乳は4日目に急にパンパンに張り出し、仰向けでも横向きでもどうしようもなく痛い。
微熱が出るほどだった。人間てすごいなぁ…としみじみ思った。

出もよくイモコちゃんは上手に吸ってくれた。測ってみると40mlくらい飲んでくれている。
上等
お部屋に来れないアニキくんの分は搾乳をする。両乳で80mlくらいとれた。
助産師さんには「満点の乳」とほめられる。

心配していたアニキくんも退院2日前に正常値に戻り一緒に退院することができた。良かった☆

生後3日目のチビーズ

退院後

出産後12日目に無事3人そろって退院。
長い入院中の粗食のおかげで私の体重は順調に減少
MAX11kg増だった体重は、退院時には元の体重に戻り、1ヵ月後には-3kgに。
減塩食さまさまです。

退院当日、初めてのおうち。
沐浴はパパがやってくれる。
夜はベビーベッドに2人仲良く並んでいい子に寝てくれた。

翌日、実家に帰る。
チャイルドシートは新生児から使えるものを買ったが、フラットにならない状態で2時間はなんとなく心配だったため、フラットになるベビーシートをレンタルした。
車中はずっといい子に寝ていてくれた。11月末までの約2ヶ月実家でお世話になる。

私の出産当時のママの入院期間は、全員、普通分娩で1週間、帝王切開の場合2週間の入院でした。
近頃は帝王切開でも1週間ほどで退院が普通らしいですね。
管理入院もしていると筋力も落ちているので、正直、術後、自分の体力も戻らない状態での退院は大変かと思います💦

一ヶ月検診で・・・

1ヵ月後2人の健診に加えて私自身の健診もあった。

私の子宮口は相当頑丈だったらしく悪露の出が悪く、麻酔も何もなく悪露をかき出された。

処置中、先生の隣で看護師さんが「大丈夫?気分悪くない?頑張って!」と足をさすっててくれていたけど、帝王切開のあの痛みを経験していた私にとってこのくらいの痛みはまったく動じるほどではなかった。
強くなったなぁと自分で思った。

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