わが家は埼玉県在住。東日本大震災の時は震度5弱でしたが、それはそれは恐ろしく、5弱でも、タンスの上に乗せていたローボードが落下し床に穴が空くほどの大きな揺れでした。
ギシギシとマンションのきしむ音。
玄関の外の廊下の天井からパラパラとコンクリートの破片が降ってくる。
玄関を開け、開けた扉を抑えながら、ひたすら揺れが収まるのを待つしかありませんでした。
(げた箱の上に水槽が置いてあったので溢れた水でジーンズびしょびしょ💧)
小学校2年生だった子供たちは、幸いまだ学校での帰りの会の最中。
校庭に避難し、引き渡し下校となりましたが、1人で下校中だったらと考えると…。
双子がまだ赤ちゃんだったら…災害時はどうすればいいのだろう
当時、家にはわたし1人。
玄関を開け避難通路の確保で精一杯でしたが、もしも双子がまだ赤ちゃんだったらどうしていただろうか。
もちろん、実際、ベビーを抱えながら恐ろしい体験をしたママもいたでしょう。
双子が赤ちゃんだった時に災害に見舞われたときのことを考えてみました。
⚡災害は突然起きます
熊本地震のように「大きな地震は起きない」と言われていたところでも突然起きる大地震。
いつ大きな地震に襲われても双子を守れるように、あらかじめシミュレーションしておくことはとても大事なことです。
地震は予測できないため、「事前の準備」と「発生時の行動」を整理しておくことが安心につながります。
日本の防災指針や育児家庭向けの防災情報をもとにまとめてみました。
事前の準備
家の中の安全対策
双子の避難用グッズ
避難のシミュレーションをしておく
新生児連れ避難に有効なトートバッグを使った避難方法もありますが、最後にご紹介します。
⚡地震発生時(家の中)
とにかくまずは身の安全を確保
これに尽きます。
首も座らない2人をとっさに抱きかかえることは正直双子は困難。
2人に覆いかぶさり守るしかありません。できれば毛布なんかを自分も一緒にかぶるといいでしょう。
近くにテーブルがあれば、双子をテーブルの下に運び、自分も入って2人を守るという方法もあるかもしれません。
揺れが収まったら、まずは1人おんぶ紐で確実に固定して背負っておくと安心です(首すわり前は不可)。
できれば密着するタイプの方が背負うママも楽です。
スリングを使っておぶる方法もあるようです。
普段おんぶしない場合でも、1人で装着する練習をしておくとよいでしょう。
🏃 避難が必要になったら
両手が使える状態が一番安全です。
首が座っていれば抱っこ+おんぶが有効でしょう。
避難所へ向かう場合や、高台へ逃げる場合、ベビーカーは使えません。がれきの中を進めないからです。
双子用抱っこひもweegoツインは、首座り前でも使えるので役に立つなと思います。
2人抱っこして防災リュックを背負うことも可能でしょう。
避難後落ち着いてから双子用ベビーカーを持ち込みできれば、そこで寝かせられるので安心です。
授乳やおむつ替え用に、授乳ケープや簡易テントがあると役に立ちます。
1人で双子Babyを運ばなければならないとき
混乱した状況の中で赤ちゃんを連れて逃げるのは容易ではありません。
ましてや新生児だったら…。
まだ首も座らない、おんぶもできない時でも、なんとかして2人を同時に運ばないといけません。
トートバッグを使う
NPO法人だっことおんぶの研究所では、新生児連れはトートバックによる避難をおすすめしていましす。

横長で丈夫なトートバックに首の座らない赤ちゃんを寝かせて運ぶ方法です。
あくまで緊急時の方法となります。
1人はスリングなどで密着するように抱っこし、1人はトートバッグへ。
背中が開くので防災用リュックを背負うことができるようになります。



だっことおんぶの研究所は、病院から「安全に避難できるトートバックを製品化できないか」と相談を受け、『避難にも使える子育てバッグ』という商品を開発、販売を行っています。

普段のマザーズバッグとしても使えるトートバッグです。
市販のトートバックでは足りない、赤ちゃんを安心して運ぶための機能も追加されたバッグとなります。
まとめ
いつどこで起こるかわからない大地震。
とにかくシミュレーションをしておくことが大切です。
防災グッズは定期的にチェックしておきましょう。
うちは子供たちが2歳の時に起きた新潟中越地震を機に作った防災グッズを311の大震災の時見直したらカラカラに乾いたおしりふきや期限切れの粉ミルクなどが出てきました😅
双子育児に日々追われ避難対策についてまでまだ手が回らない方もいらっしゃるかと思います。
まずは毎日の育児ついでに、抱っこやおんぶの見直しから始めてみてはいかがでしょうか。



